2004全日本GT選手権

  

●TOURNAMENT NAME:2004 AUTOBACS JGTCRd.6
「JAPAN GTin Kyushu 300km」
●VENUS:AUTO POLIS (大分県日田郡上津江村)
●EVENT DATE:10月30日予選、31日決勝(29日公開練習日)
●AUDIENCE NUMBER OF MOBILIZERS:決勝日49,500、予選日14,460
レース距離:4.674km×63LAPS
●WEATHER:SUNNY (決勝日)
●COURSE CONDITION:DRY
●TEMPERATURE:17.0℃/路面温度16.0℃ (スタート直前)

 

2004年JGTC第6戦は、九州での2度目の公式戦開催となる

大分県オートポリスでの開催となる。

土曜日の公式予選日は、気温23度/路面温度21度の曇り空、

公式予選2回目は、気温20度/路面温度23度の曇り空。

残り5分を切ったところで山路がアタックを行った

7は1回目よりも0.7秒タイムアップの1分50秒443と、セッショントップで

コースレコードとなる好タイムを叩きだし、トータルの予選結果でも

1回目の80 Zを上回り、SUGOでのニューマシン投入以来となる

今季2度目のポールポジションを見事に獲得できた。

「正直言って、自分たちの力では1回目のタイムでも非常に満足できるものでした。

2回目は路面コンディションがよくなったことでハッスルできたかなと(笑)。

でも、こんなタイムは全然見えてなくて、

せいぜいコンマ2秒くらい縮められるかなと、ボクは性格的に謙虚ですから(笑)。

予選のスタート前に雨さん(雨宮監督)に(アスパラドリンクを)『1本いっとく?』

と勧められたんで、1本いただいていったのがよかったかな(笑)。

決勝では、ブッチギリでいっちゃうと井入がセパンみたいにラクしちゃうんで(笑)、

後ろとの距離をよく見ながら、混戦でおもしろいレースにして

盛り上げたいと思います(笑)」とは山路。

7は、15周の走行で6番手となる1分52秒838とした。

「満タンでのバランスは悪くないんですけれど、よそのエンジンパワーあるところは

ガソリン積んでも速いですね。一番前からスタートできるんで

選手権とか次のレースを考えるポジションじゃないんで、やれるだけやって

勝っても負けても気持ちのいいレースがしたいですね。自分たちはいつも良いレースを

してるし、ミスもなくトラブル以外はいい結果が出てるんです。レース経験の少ない

サーキットや、路面ミューの低いところではまわりがドタバタしていて、

ぼくらにチャンスがあると思っています。

最低限表彰台は狙いたいですね。PPは出来過ぎなんで、

勝てればベストですけどね。できればドライでやりたいけれど、お天道様も

気まぐれだしね・・・。スタートはボクが行きます。」と山路。

決勝レースのスタート予定は14時。

上空は朝と同じく雲に覆われ、直前の気温は17度、路面温度は16度までしか

上がらなかった。1周のローリングの後、いったんペースカーがピットロードに

退避するがスタートシグナルは点灯せず、ホームストレートに戻ってきたところ

でもう一度ペースカーが入りなおし。さらにもう1周して正式スタートとなった。

このため周回数は2周減算、63周のレースとなった。

今回のスタートドライバーは山路がつとめる。

ポールポジションからスタートの7はトップでオープニングラップを終え、

19セリカと43ガライヤがこれを追う展開となった。

序盤は19との接近戦となったが、次第にトップ2台の差は開き、

20周目のピットストップでは約10秒のマージンを築いていた。

井入にバトンを渡した後も7はトップのポジションをキープするが、

19にかわって2番手となり背後から迫るのは43ガライヤだった。

その差は1秒を切り10周以上に渡って緊迫感のあるレース展開となったが、

燃料の軽くなった7は再びペースアップ。

ファイナルラップは後方で熾烈な2位争いが展開されたため、

5秒以上の大差を付けて井入はセパンに続いて

今季2度目のトップでのチェッカーを受けた。

「マレーシアで勝って以来、いっぱいオモリを積んでもらって、

つらいレースをしてきました。ロータリーファンにいいレースを

みせられなくて悔しかった。

今回はすべてを出し切ろうと思って一生懸命いったのが良かったです。

序盤はZ(80)もセリカ(19)も速かったんでこのままバトルかなと覚悟して

いたんですが、(燃料が)重いあいだにクルマをいたわっていたら、

GT500に追いつかれて、その処理を利用したりしてチャンスを見つけて後続を離して、

有利な展開にもっていけました。後半はタイヤを使い切るつもりで

最後は全開でプッシュして、最後は鞭をうった結果ブッチギリで

井入君に渡せました」と山路「コースインしたアウトラップからガライヤ(43)が

見えてたんですが、ミラーは気にせずに行けと言う山路さんや

チームの教えを守って逃げ切りました。

今年から乗ったセブンで2勝目をあげられてとってもうれしいです」とは井入。
 
 次戦は11月20日〜21日の最終第7戦、三重県鈴鹿サーキットでの開催となる。

 

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